Jimmyの楽屋

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ライオンのように恐ろしい美人探偵に憧れるぅ! 東川篤哉『ライオンの棲む街~平塚おんな探偵の事件簿1~』の感想

東川篤哉がまた新シリーズを始めました!!

題して「平塚おんな探偵の事件簿」シリーズ!!

ちくしょう!何だか面白そうじゃないか!!
速攻で手に取ってしまった!!><


ライオンの棲む街 ~平塚おんな探偵の事件簿1~ (平塚おんな探偵の事件簿 1)ライオンの棲む街 ~平塚おんな探偵の事件簿1~ (平塚おんな探偵の事件簿 1)
(2013/08/09)
東川篤哉

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東川篤哉といえば、『謎解きはディナーのあとで』が有名ですが、結構多作で、シリーズものも並行してたくさん書いています。
下記に挙げてみましょう。


■謎解きはディナーのあとでシリーズ
同タイトルで3まで出ています。
刑事のお嬢様に対して毒舌で接する、たぐいまれな推理力を持つ執事のキャラがウけ、ドラマや映画・漫画にもなっています。

■鯉ヶ窪探偵部シリーズ
高校の探偵部(やる気はあるけどおバカwww)のドタバタ展開が魅力。
『放課後はミステリーとともに』『殺意は必ず三度ある』など

■鵜飼探偵事務所シリーズ
体裁はまっとうに探偵事務所モノですが、そこは東川篤哉。
探偵も助手もオマヌケ全開で、事務所の入ったビルの大家さん(お姉さん)が毎回ツッコミを入れなきゃいけないという、ギャグ満載な作風が楽しめます。
鵜飼探偵のドジ&不死身っぷりにも驚かされるシリーズwww
『密室の鍵貸します』『完全犯罪に猫は何匹必要か?』など

■魔女マリィシリーズ
現在『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』のみ発刊。
なぜかいつも事件現場で働いているマリィの魔法で犯人が分かるも、それでは逮捕できないので証拠を必死で探す刑事のシリーズ。
マリィの表記は「ー」ではなく「ィ」です(重要!)。


このように、かなり沢山あります。

一作限りの作品を入れると、両手では数え切れません。

そんな東川篤哉の新作シリーズ、思った通り映像化を狙ったとしか思えない非常に面白い短編(中編)集でした!!

--------------------

さて、この『ライオンの棲む街 ~平塚おんな探偵の事件簿1~』は、「ライオン」と比喩される最強の名探偵(?)生野エルザと、そのライオンを唯一手懐けられる助手・川島美伽のコンビによるミステリーシリーズです。

この2人がまず面白い!!

エルザは、上はジャージに下はショートパンツ。
綺麗な脚を見せつけ、誰に対してもタメ口。
刑事の知り合いたちにも恐れられています。

美伽はOL生活に敗れ、失意のまま実家に帰ってきたと思ったらエルザに勧誘され、そのまま助手に。
普通に可愛いのに、エルザが目立ち過ぎるので、依頼人から(不当に)ぞんざいな扱いを受けますww
また、意外と天然だったり、エルザのツッコミ役だったりと、要所要所で面白いキャラです。

--------------------

収録されているのは、以下の5話。

第一話 女探偵は眠らない
第二話 彼女の爪痕のバラード
第三話 ひらつか七夕まつりの犯罪
第四話 不在証明(アリバイ)は鏡の中
第五話 女探偵の密室と友情



先にお断りしておきますが、どのお話も推理小説とかトリックとしてはイマイチです!(←ええっ!?)

短編ということもあるのでしょう。
はっきり言って、犯人はすぐに特定出来ます。
トリックも、特に真新しいものはありません。

ただ、それでも展開やキャラクターで読ませてくれるのが東川篤哉!
トリックのカタルシス以上に、作品全体から感じられる雰囲気がとにかく素晴らしいのです!!

こんな女探偵がいたら良いな!!
こういう世界観・人生って憧れるなぁ!
そんな風に思ってしまうのです。

探偵稼業で気ままに暮らす。
しかも美人で、誰にも媚びない。
格好良いじゃありませんか!!

幼少期の憧れがそのまま詰まった新シリーズ。
書店で見かけたら、ぜひ手に取ってみることをお勧めします。



ライオンの棲む街 ~平塚おんな探偵の事件簿1~ (平塚おんな探偵の事件簿 1)ライオンの棲む街 ~平塚おんな探偵の事件簿1~ (平塚おんな探偵の事件簿 1)
(2013/08/09)
東川篤哉

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余談ですが、私が東川篤哉の作品で最も好きなのは、上記のどのシリーズでもなく、『館島』という長編読切だったります。


館島 (創元推理文庫)館島 (創元推理文庫)
(2008/07)
東川 篤哉

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ここでも登場する探偵は女性。
熱血刑事とのやりとりが笑えます。

ラストは、反則ギリギリの超絶トリックに、度肝を抜かれたのを覚えています。

こちらも興味がございましたら是非お勧めしたい作品です。



殺意は必ず三度ある (光文社文庫)殺意は必ず三度ある (光文社文庫)
(2013/08/07)
東川 篤哉

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放課後はミステリーとともに放課後はミステリーとともに
(2011/02/18)
東川 篤哉

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密室の鍵貸します (光文社文庫)密室の鍵貸します (光文社文庫)
(2006/02/09)
東川 篤哉

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魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?
(2012/09/28)
東川 篤哉

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Comment

No title
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この作者はいつも楽しみにしています。
今いちでしたが面白かったです。
これからも期待してます。

トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
2015年05月15日(Fri) 13:46
Re: No title
編集
>藍色さん
コメントとトラックバックありがとうございます。
東川作品は『謎解きは~』をはじめ、シリーズ化が期待出来るものが多いので楽しみですね。
確かに、トリック等々はイマイチなのも多いですが、『館島』のような反則スレスレ(アウト?)の作品がまた出てくることに期待しています。

> この作者はいつも楽しみにしています。
> 今いちでしたが面白かったです。
> これからも期待してます。
>
> トラックバックさせていただきました。
> トラックバックお待ちしていますね。
2015年05月15日(Fri) 21:24












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「ライオンの棲む街~平塚おんな探偵の事件簿1~」東川篤哉
27歳の美伽は東京でのOL生活に夢破れ、地元・平塚市に帰ってきた。それを聞きつけた高校時代の友人・エルザから「ウチの仕事を手伝え」との誘いが。就職難の昨今、「友情バンザイ…!!」とはりきって訪れた雑居ビルには『生野エルザ探偵事務所』の看板…。10年ぶりに再会した旧友は、“名探偵”に成長していたのだった!! 平塚を舞台に活躍する女探偵「エルザ」シリーズ第1弾。5つの短編が収められています。 ...
2015年05月15日(Fri) 13:42
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東京都練馬は大泉学園の発展を心より願っています。
※転勤で、現在は名古屋在住。
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